<西武1-10楽天>◇27日◇県営大宮

 試合終了間際に乱闘が起きた。

 9回2死無走者。楽天小山伸の西武スピリーへの初球が背中の後ろを通ると、両軍がベンチから飛び出した。西武河田守備走塁コーチが小山伸の首筋をつかみ、入り乱れた。最後は星野監督と渡辺監督が胸を突き合わせ鎮まったが、警告試合となった。

 伏線は1回の楽天の攻撃。1死満塁でマギーが三ゴロ。一塁走者ジョーンズが二塁へ滑り込んだ際、ベースカバーに入った二塁山崎と接触(山崎は負傷退場)した。併殺崩れの間に先制点が入った。すると7回、ジョーンズが死球を受けた。

 小山伸は「(河田コーチにつかまれて)びりびりと音がしました。(ジョーンズは)プレーの中でのスライディングですからね」と振り返った。

 最後は「川井さんが勝って良かったですね。人が良いから」と、今季初勝利を挙げた先輩左腕を祝福した。