日本ハムの前身の東映で投手として活躍し、監督を務めるなどした土橋正幸氏が24日に都内の病院で、側索(そくさく)硬化症で死去したことが、分かった。享年77歳。26日、日本ハム球団が発表した。

 土橋氏は55年に日本ハムの前身である東映に入団。シーズン20勝以上を5度マークするなど、エースとして活躍した。日本一になった62年の日本シリーズではMVPも獲得。プロ野球タイ記録の9連続奪三振を持つなど右の剛腕として鳴らした。プロ通算455試合で162勝135敗の実績を残した。

 引退後は73年途中からは日拓の監督となり、ヤクルト、日本ハムでも同職を歴任した。