<日本ハム1-0オリックス>◇11日◇札幌ドーム

 勝利の花火が打ち上がる札幌ドームがむなしさを増幅させた。オリックスが2戦連続で1点差ゲームを落とし、借金は今季ワーストタイの10となった。

 森脇浩司監督(53)は「札幌には勝ちに来てるわけで、惜しい試合をしに来ているわけではない。とんでもないくらいの悔しさを持っている」と唇をかんだ。

 チャンスはあったが、ホームが遠かった。8回は2死満塁の好機に糸井が中飛に倒れた。9回には2死一、三塁から斎藤が三ゴロに倒れた。指揮官は日本ハムとの気持ちの差を感じていた。

 「気持ち的なところでなんとかなるわけではないけど、もっと目をつり上げていかないといけない。残念ながら、日本ハムのほうがそういう意味で上回った。誰ひとり諦めている選手はいないけど、勝とうとすればもっと厳しくやらないといけない。おとなしいと言うか、やや意味のないイニングもあった」

 投手陣は先発前田が5回6安打1失点と粘ったが、大野に打たれた先制ソロの1球に泣いた。森脇監督は好投を評価しつつも、バッテリーの配球ミスをとがめた。

 「大野があれだけ真っすぐを狙って来ているのに、立て続けに投げている。そういうことをすると(本塁打が)起こり得るという危機察知能力も大事。プレーの精度もそうだけどね」

 0・5ゲーム差で乗り込んだ札幌だったが、今カードを負け越して最下位脱出も遠のいた。最後は「明日はもっと目をつり上げてラストゲームくらいのつもりでやらないといけない」と気合を入れ直し、球場を去った。