<DeNA3-7阪神>◇3日◇横浜

 投手陣の課題を露呈する敗戦で、DeNAの5位が確定した。先発須田が3回に四球絡みで崩れ、一挙5失点。9回に6番手長田が失った2点も、先頭打者への四球からだった。

 中畑清監督(59)は、来季続投が決定した日を勝利で飾れず。「四球が失点に結び付いている。うちの課題があらためて浮き彫りになった。課題が明確に見えている。そこを矯正していけるかが(来季に向けた)勝負。(5日中日戦の)名古屋へ、期待と希望を持って行きたかったけど」と悔しさをにじませた。

 ただ、微妙な判定に泣かされる不運もあった。2点を勝ち越され、なお2死満塁の3回。西岡の左翼へのライナーを、松本が飛び込みながらダイレクトキャッチしたかに見えたが、ワンバウンド後の捕球との判定で、これが2点適時打。

 必死に抗議した中畑監督は試合後、「ジャッジはしょうがないけど、あんな近くでミスをされてはたまらない。人間のやるスポーツだし、(判定を)くつがえすことは出来ないけど(審判の)技術向上をしてほしい」と訴えた。