中日のGMに就任する落合博満元監督(59)が11日、名古屋市内で記者会見を行った。

 時折笑顔を交えて会見に臨んだ同氏は冒頭のあいさつで「白井オーナーの方からGMやれってことで谷繁新監督をどうやってバックアップするか。何とか一肌脱ぎたいということでGMを引き受けることになりました」とGM職を受けた理由を説明した。

 自身が描くGM像について「現場はすべて監督に任せて表に出ることはほとんどない。あくまでも谷繁率いる中日ドラゴンズ。監督の要望にこっちがどう答えるか。いくら現場が頑張っても戦力を作れなかったということは私の責任になる」と話した。

 また、チームを離れていた2年間については「ほとんど見てません。なるだけ邪魔はしないように」。12年ぶりBクラスに転落した中日について「選手は練習しないとうまくならない。その基本線がどうだったのか」と冷静な口調で話した。目指すべきチームを問われ「優勝するチームを作らないと意味がない。まず第1歩が優勝。今まで以上に責任を感じている」と話した。

 会見後も佐々木崇夫球団社長(66)や西山和夫球団代表(64)らとGM職の詳細内容や契約について詰めの作業を進める。