オリックス平野佳寿投手(29)が12日、ほっともっと神戸で契約更改し、4000万円増の1億9000万円(金額は推定)でサインした。

 今季は抑えとして31セーブをあげ、守護神として活躍。4年連続60試合以上登板と、タフネスぶりも見せつけた。

 来季中に国内FA権を取得見込みで、球団は複数年契約も用意。だが本人の希望で単年契約となった。FA権について「今は考えていないが、自分がこれまで頑張った成果だと思う。プロ野球選手として自分の評価を聞いてみたい気持ちはある」と、取得した場合に権利行使する可能性も示唆した。

 京都出身で希望枠でオリックス入りしただけに「このチームでCSに行き、優勝したいと強く思っている」とチーム残留を最優先にしているが、もし権利を取得し、来オフにFA宣言すれば複数球団の獲得リストにあがることは確実だ。

 また、9日の交渉で保留した金子千尋投手(30)と19日に2度目の交渉を行うことが決まった。