ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(29)が1日、沖縄・浦添での春季キャンプ初日にフルメニューをこなした。

 シートノックでは初めて一塁の守備位置へ。屋外でのフリー打撃では、39スイングで6本の柵越えを放った。

 オフには米国での妻への暴行・監禁疑惑で逮捕されるなどの騒動があったが、バレンティンは「こうやってチームメートと一緒に、初日から外で体を動かせたのはひじょうにうれしい」と充実した表情。昨季に樹立したプロ野球記録の60本塁打を期待していいかとの質問には「ノー、ノー、マダ!」と笑いながら日本語で答えた。コンバートに挑戦することになった一塁守備についても「自信を持ってやっていきたい」と話した。

 小川監督は「もうちょっと遅れているかなと思ったけど、意外にしっかり振っていた」とほおを緩めた。