沖縄出身の中日ドラフト２位の又吉克樹投手（２３＝四国ＩＬ・香川）はほろ苦いデビューとなった。

　プロ初の対外試合となった１９日の練習試合ヤクルト戦（北谷）に２番手で登板。緊張によるサイン違いもあり、いきなり山田と田中浩に連打を浴びるなどピンチを広げた。

　その後は川端や飯原を打ち取り２死までこぎ着けたが、満塁で西田にストレートの押し出し四球を与えてしまった。１イニング打者７人で２安打２四球１失点。

　又吉は「こんなに制球が定まらなかったのは初めて。３人で抑えないといけなかったのに、投げたい気持ちが先走って、ボールが先行してしまいました。それが一番の反省点です」と唇をかんだ。

　この日は両親は仕事などで観戦できなかったようだ。又吉はすぐに気持ちを切り替え「応援してくれる方々のためにも、次は結果を出して使えるヤツをアピールします」と気合を入れ直した。