日本シリーズ9連覇など巨人の黄金期を支えた長嶋茂雄氏と王貞治氏をたたえ、東京ドームの正面入り口の両脇に両氏をデザインした大型レリーフが新設され、23日に除幕式が行われた。1988年に開場した東京ドームの25周年記念事業の一環。

 レリーフはアルミ製で縦3メートル、横2・2メートル。三塁側にはヘルメットが飛び、勢いよく空振りしている「動の長嶋」が、一塁側には一本足打法で投球を待ち構える「静の王」がかたどられている。

 長嶋氏は「腰が回って思い切って振っている。僕の代名詞のスイング」と懐かしそうに語り、王氏は「春の日に当たってより素晴らしい印象。私のトレードマークで、これからも多くの野球ファンに見てもらえることをうれしく思う」と喜んだ。