<楽天2-4日本ハム>◇20日◇コボスタ宮城

 日本ハム大谷翔平投手(19)が気迫満点の投球で、6回1/3を8安打2失点(自責点0)で、今季2勝目をマークした。

 立ち上がりから球威抜群の直球を軸に楽天打線を翻弄(ほんろう)。最初のピンチだった3回2死三塁では楽天岡島を148キロの直球で空振り三振。6回2死一、二塁の場面でもジョーンズを最速の154キロ直球で空振り三振に打ち取り、右手でガッツポーズしながら大きくほえて感情をあらわにした。

 4点リードとなった7回に2点を失い降板。「最悪でも7回は投げきりたかった」と悔しがったが3連敗中のチームを鼓舞するような投球を披露。中継ぎ陣も相手の反撃をしのいだ。