オリックスの宮内義彦会長兼グループ最高経営責任者(CEO)(78)が6月下旬の株主総会後に退任することが3日、分かった。取締役からも退く。ことし1月に社長兼グループ共同CEOに就いた井上亮氏(61)が単独のグループCEOとなる。経営体制の若返りが狙い。会長職は空席となる。

 5月8日の取締役会で正式決定する見通し。

 宮内氏は経営の第一線からは退くが、新しく創設する役職の「シニアチェアマン」に就き、経営全般への助言を行う。オリックス・バファローズの球団オーナーと財界活動は続ける。

 宮内氏は、商社の日綿実業(現双日)を経て、1980年にオリックスの社長兼グループCEOに就任し、リース会社だった同社を総合金融業に成長させた。政府の総合規制改革会議のトップも務め、規制緩和を提唱してきた。