<オリックス0-7日本ハム>◇11日◇ほっともっと神戸

 日本ハムの不振の主力打者が目覚め、猛攻で追加点を重ねた。

 3点リードの7回1死満塁から、まずは陽岱鋼外野手(27)が左前へ2点適時打。なおも2死満塁から中田翔内野手(25)が同じく左前2点打を放って、この回一挙4点を奪い突き放した。

 そこまで3打席3三振だった陽岱鋼は「3三振した後だったので、何も考えず無心で自分のスイングだけを意識しました。捉えたのはまっすぐでした。みんなが回してくれたことに感謝したいです」と周囲のサポートへの思いが、その執念の一打に込めたと強調した。

 中田は「追い込まれたけど、しっかり反応できたという感じですかね。いいところに飛んでくれたし、いいところで点が入って良かった」と素直に喜んでいた。