<広島7-5阪神>◇26日◇マツダスタジアム

 広島ブラッド・エルドレッド内野手(34)が33号ソロを含む3安打猛打賞で逆転勝ちに貢献した。

 1点リードの7回、1死走者なしから阪神榎田の真っすぐをとらえ、センター左にたたき込んだ。「ストライクは積極的にいこうと思っていた。しっかり振れた。いい感触でつかまえることができたよ」と胸を張った。

 1回に先発大瀬良がいきなり3点を先制される苦しい試合の流れを変えた。1回1死一、三塁から左前へ、まずは1点を返す適時打を放った。「追い込まれてから厳しいチェンジアップが来たがうまく打つことができたよ」。

 1点を追う3回無死一、三塁ではバットを折りながら左前に同点打。「スライダーだった。ノーアウトだったし余裕をもって打席に入れた。バットは折れたが、いいところに落ちてくれたね」。

 終盤に追いつかれ、最後が小技で決めたが試合を引っ張ったのは間違いなく33本塁打、87打点で2冠を突っ走る助っ人だった。