<楽天10-12日本ハム>◇21日◇コボスタ宮城

 日本ハム大谷翔平投手(20)が想定外の大乱調で5回1/3、自己ワースト7失点で降板した。

 初回に十分過ぎる4点の援護をもらった直後、その裏に島内に右越えへ先頭打者本塁打を許して、まず1失点。2回には四球、死球で無死一、二塁のピンチを招き、松井稼に右越えへ同点3ランを献上した。3回には打線の再び2点を勝ち越してもらったが、またもその裏に銀次に右中間への同点2点二塁打を浴びた。これまでの最多は5失点で、序盤3回で自己最多を更新した。

 打線の強力な援護を受けて勝利投手の権利を持ってマウンドを降りたが、2点リードの8回に中継ぎ陣が3失点で逆転され、12勝目はならず。打線の奮起で9回に再逆転してチームは勝ったが、反省しきりだった。「初回に大量のリードをもらいながらも、守り切ることができず申し訳ない気持ちでいっぱいです。本来であれば1人で投げ切らなければいけない状況なのですが、取って取られての繰り返しで最後までリズムを作ることができませんでした。今日の反省をしっかりと次回の登板に生かしていきます」。自身2度目の1試合2被弾などショックを受ける結果にも、気持ちを切り替えていた。