サイド左腕として活躍した中日小林正人投手(34)が26日、名古屋市中区の中日ビルで現役引退会見を行った。時折笑みを交え、充実の表情で決断を振り返った。
「今の気持ちはすっきりしています。多少寂しさがある感じ。9月の頭に来季は契約を結ばないと言われ、少し考える時間をいただいて家族と相談して決めました。名古屋もドラゴンズも大好き。ここを離れて新たな挑戦をする気持ちもあったけど、GMから球団に残していただけるという話もいただき、ドラゴンズを陰から支えていきたいと思いました。GMには『よくやったよ、お疲れさん』と声をかけてもらいました」
プロ入り2年間は1軍出場がなかったが、不断の努力でリーグを代表する左腕に成長した。
「心にとめた言葉は谷繁さんがケガでファームに来た時、確か2009年だったと思います。『お前に足りないのはキレだ。キレで勝負しないと。1日5本、全力ダッシュやるようにした方がいい。1年、2年、3年続けると自分のピッチングが変わる』と言われました。3年後を見据えたことなかったので衝撃でした。5本だけは自分の心に留めてしっかりやりました」
今後は球団スタッフとして残留。10月1日のナゴヤドーム最終戦のDeNA戦で1軍登録され、現役最後の引退マウンドに上がる予定だ。



