中日の白井文吾オーナー(86=中日新聞社会長)が8日、名古屋市内の中日ビルで谷繁元信兼任監督(43)から今季終了のオーナー報告を受けた。

 兼任監督1年目は借金6のBクラスで終わったが「成績はよくなかったけれど故障者が続出した中で、予想以上に頑張ってくれた。特に8月中旬以降が非常に苦しく、やりくりしないといけない状況で若い人も出てきて4位を確保できた」と評価。谷繁監督からは「『来年は相当いい成績を残せるよう努力します』と決意表明があったよ」と明かした。来季については「飛躍的にいい成績を残してほしい。みんな目指しているからあえて(優勝と)言わなかったけどね」と3年間遠ざかったV奪回を期待。一方で就任1年目の落合博満GM(60)についても「非常に細かい点に注意して、水面下の仕事をよくやってくれたと思います」と高く評価した。