<パCSファイナルステージ:ソフトバンク4-1日本ハム>◇第6戦◇20日◇ヤフオクドーム

 日本ハム陽岱鋼外野手(27)が男泣きした。

 1回1死二塁の先制機で見逃し三振に倒れたが、中堅の守備では3回に柳田の打球を地面スレスレで好捕するなど奮闘。6回には先頭で二塁打を放ってチャンスメークもしたが、及ばなかった。試合後は涙を流しながら、左翼席の日本ハム・ファンへあいさつへ向かった。

 現役最後の試合となった大先輩2人への思いがこみ上げていた。「みんな最後まで頑張っていた。(今季限りで現役引退する)稲葉さん、金子(誠)さんと、もっともっと野球をやりたい。1日でも長く野球をやりたい。やっぱり悔しかった」と率直な心情を吐露。悲しみに暮れていた。