今季国内フリーエージェント(FA)権を取得した日本ハム武田勝投手(36)が権利を行使せず残留することを表明した。

 6日、2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷で球団と交渉後に会見。「来年も(日本ハムで)頑張っていただきたいと言ってもらった。その期待に応えたい。全くFAする気は、ありませんでした」と笑顔。来季の契約更改交渉も終え、年俸1億7000万円から6000万円ダウンの1億1000万円(推定)でサインした。

 9年目の今季は先発ローテーションの一角として開幕したが不調。後半戦からは左投手が手薄な中継ぎに配置転換され、25試合で3勝4敗、防御率5・98の成績だった。「何もできなかった。来季は、しっかり結果を出してファンの期待に応えたい」と意気込んだ。