今季国内フリーエージェント(FA)権を取得した日本ハム大引啓次内野手(30)が6日、2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷で球団側とFA交渉を行い、他球団移籍を前提に権利を行使することを表明した。

 神妙な面持ちで会見場に現れ、第一声で「FA権を行使させていただくことになりました」と宣言。球団からは残留を求められたが、悩んだ末に決断したという。チームは「宣言残留」も認めているが「(残留する可能性は)限りなく少ないと思っていただいてよろしいです」と明かした。

 今季は遊撃のレギュラーとして自己最多の132試合に出場。13年1月にオリックスからトレード移籍して2年目ながら主将を務め、チームを引っぱった。

 ヤクルトなどが興味を示しているとされるが「自分を本当に必要としてもらえる球団を探していきたい」と話した。