東都大学野球リーグの亜大と中大が11日、沖縄セルラースタジアム那覇で東日本大震災復興支援試合を行った。ともに沖縄出身で甲子園優勝投手の亜大・東浜巨(3年=沖縄尚学)と中大・島袋洋奨(1年=興南)が先発し、両者ともに5回無失点と好投した。

 前日の社会人選抜との復興支援試合(東京ドーム)から今季初の連投となった東浜は、打者15人に対し1人も走者を出さないパーフェクト投球。5者連続を含む9三振を奪った。「昨日は初回に変化球が甘く入ったので、しっかりゲームをつくっていこうと思った。やっと点数がつけられる段階になったが40点。ボールが全体的に高く、もっと低めに投げないと」と投球を冷静に分析していた。

 島袋は4安打を浴びたが、8奪三振と球には切れがあった。「キャンプでの課題は変化球とインコースでした。実戦でできて、今回は良かった。力が抜けて投げられた」と、一昨年の夏以来となる地元登板を振り返った。

 観衆は7988人集まり、入場料の収益金は北東北大学、仙台6大学、南東北大学の3野球連盟へ義援金として送られる。