<社会人野球:日本選手権:ヤマハ2-1七十七銀行>◇1日◇京セラドーム大阪

 ヤマハは七十七銀行(宮城)との接戦を2-1で制し、初戦を突破した。

 ヤクルトのドラフト1位指名、ヤマハのリリーフエース竹下真吾が実力の片りんを見せた。

 8回からの2回を1安打、3奪三振の無得点に抑え「(指名されて)変な投球はできないと思った」と汗を拭った。

 最速148キロの直球で内角を攻め続けた。1点リードの9回2死満塁のピンチでは「これで打たれたら(社会人野球は)最後と、わざと自分を追い込んで」内角速球で空振り三振に仕留めた。

 ヤクルトでも救援として期待されることを自覚する左腕は「次からも気持ちを込めて一球、一球」とうなずいた。