左手第3中手骨骨折でチームを離脱している中日森野将彦内野手(29)が14日、開幕に向け慎重な姿勢を見せた。「開幕は目指しますけど(ケガを)再発させないことが大事」と話した。

 前日13日に故障後初めてフリー打撃を再開した森野はこの日もナゴヤ球場屋内練習場でフリー打撃を行った。2月21日に故障が判明した時点では開幕スタメンは危機的な状況。守備練習、フリー打撃と復帰への階段を上がってきたがそれでも自らGOサインを出せない状況だ。

 「打ったと言ってもまだ2日目。キャンプで言えば第1クールの段階です。次は投手の球を打つこと。打撃練習ももっとしっかりやらないといけない。オープン戦?

 出られるかどうかなんてわかりませんよ」。

 開幕へ強行出場するかどうかはベストメンバーを組む3月21日からの本拠地オープン戦3連戦に出場できるか否かが判断材料となる。だが、現段階ではその見通しも立っていない。【鈴木忠平】