中日和田一浩外野手(35)が、1年間フルシーズンの活躍を願った。25日、名古屋市内の熱田神宮で恒例の必勝祈願が行われた。選手会長の荒木ら選手と、西川社長らフロントを含めて球団関係者約60人が参加。岐阜出身の和田は初めて熱田神宮を訪れて「シーズンを無事に乗り切れるようにお願いした」と話した。

 移籍1年目のオープン戦は打率3割6厘を記録。過去12年の中で05年の打率5割6厘に次ぐ高い数字を残した。22日ヤクルト戦ではオープン戦1号も放っている。それでも「満足というのはない。いい状態で開幕に臨みたい」と、あくまでオープン戦は練習というスタンスを崩していない。

 この日のフリー打撃ではスローボールを打ち返す、独特の調整法を徹底した。「状態を見て振り込みもやりたい」と話しており、開幕までの残り2日間でしっかりと仕上げる考えだ。