<イースタン・リーグ:楽天3-0ヤクルト>◇23日◇八王子市上柚木
楽天一場靖弘投手(25)が1軍昇格準備を整えた。ヤクルト戦に先発し、7回5安打無失点7奪三振と好投した。4四球も、得点圏に走者を背負う4度のピンチを、粘りのピッチングでしのぐ力投を見せた。2軍落ちしてから続く好投に、松井2軍監督も1軍再昇格にGOサインを出した。
6回1死一塁。一場はフルカウントから衣川に四球を与える。外角へのきわどいコースに苦笑いの一場。続く大原には右前打を浴びて1死満塁とされた。それでも、決して取り乱さない。鬼崎をストライク先行で2―2と追い込むと、内角直球で見逃し三振。代打小野もスライダーで一ゴロに仕留め、マウンドを駆け降りた。
押し出し四球で自滅し、2軍降格が決まった8日の日本ハム戦(札幌ドーム)で浮かべた、あの引きつった表情はない。ピンチでも対戦を楽しむかのように笑顔を浮かべ、冷静なマウンドさばきを見せた。前回登板の15日イースタン巨人戦(Kスタ宮城)は9回5安打1失点無四球。この日は4四球だけに「まだダメですよ。もう1回投げたい」と不満顔も、適時打を許した前回とは違い、この日は4度のピンチをしのいだ。「四球も攻めていった結果だし、ゼロに抑えられた点は良かったかな」と、ファームながら今季初白星に自信を得たようだ。
2試合続けての好投に松井2軍監督も「もう大丈夫。文句のつけようがない」と1軍に推薦する考えを示した。現状では先発要員に不足はないが、一場のリベンジの日は近い。【由本裕貴】



