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日本ハム多田野、秘球解禁

 あるぞ超遅球! 2日の楽天戦(札幌ドーム)で先発デビューする日本ハム多田野数人投手(28)が、必殺の超スローボールをちらつかせた。1日は千葉マリンで調整し「スローボール? 封印したわけではないです。あると思わせるだけでも変わってくる」と、勝負球で披露する可能性も示唆した。

 多田野の超スローボールが脚光を浴びたのは、大リーグ・インディアンスに所属した04年9月2日のヤンキース戦。メジャー最高年俸のA・ロドリゲスと対戦した際、球速測定不能の山なりボールをストライクゾーンに投げ、ボテボテの三ゴロに仕留めた。推定70キロほどで、敵地ヤンキースタジアムの大観衆がどよめいたほどだった。

 立大卒業後に米マイナーに挑戦して以降、特徴を出すために投げ始めた。「あれはいつでも投げられますから」と、特に練習しているわけではない。強振する強打者に効果的で「日本人には投げにくいですね」と話しながら「被打率は1割もいっていないんじゃないですか」と自信もちらつかせた。

 メジャー流となる登板2、3日前にブルペン入りし、4月29日に70球、30日に50球を投げ調整した。楽天岩隈との投げ合いになる逆輸入右腕は「点をやらないことですね。自分のできる限りのことはしたい」。注目の日本球界初マウンドになるが、人をくったような超遅球もベールを脱ぐかもしれない。

 [2008年5月2日10時33分 紙面から]


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