大久保コーチ太もも肉離れも打撃投手強行
首位を走る西武の大久保博元打撃コーチ(41)が決死の覚悟でチームを加速させる。サヨナラ勝ちした7日の日本ハム戦で興奮のあまりダッシュして右太もも裏を肉離れし、左太もも裏もパンク寸前。満足に歩けない状態だが、9日からの早出練習では痛み止めの薬を使って投げる。
大阪への移動で大久保コーチは両足を引きずりながら歩いていた。なんとも痛々しい姿。足の負傷で一時は遠征帯同すら危ぶまれたが、飛び出した言葉は意外だった。「明日から投げるよ。そのために座薬をたくさん持ってきた」。好調な打線を支えるのはキャンプから続く早出特打ち。薬で痛みを抑え打撃投手を続ける意向だ。
前日の試合後にはり治療を受けたが、一夜明けても痛みはあった。「右足だけでなく、キャンプで痛めた左太もも裏もきてる」とポロリ。常識的には投げられる状態ではないが、通常の練習ではないため、本職の打撃投手に頼めば負担が増える。10泊11日の長期ロードに備え大量の薬と専用サポーターを持参し、野手陣に刺激を与える。
首位を走るチームは4連勝中で2位日本ハムに5ゲーム差をつけた。本拠地では強いが、ロードは7勝8敗と苦手。大阪から神戸-宮崎-福岡-仙台と過酷なロード9試合で真価が試される。「こう見えてゲンを担ぐほうなんでね」。ケガを理由に勢いを止めたくはない。デーブがお尻に座薬、ナインに気合を注入する。【柴田猛夫】
[2008年5月9日8時35分 紙面から]
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