2日に初先発初勝利を挙げた日本ハムのルーキー多田野数人投手(28=3Aサクラメント)が、20日に開幕する交流戦の秘密兵器になる。梨田監督が遠征先の函館入りした8日、逆輸入右腕の先発ローテーション入りを明言し、米国流の中4日での起用などを示唆した。

 各カード2連戦が続く交流戦は先発を5人で回す予定。その中で米国時代に中4日登板の経験がある多田野が本格的にローテ入りすれば、使い勝手のいい存在になる。梨田監督は「(1試合)100球をメドに考えている。中4日でもいけるだろうし」と話した。

 次回登板は16日福岡のソフトバンク戦の先発が有力視される。現在は2軍調整中で、10日のイースタン・リーグ巨人戦(ジャイアンツ)で先発。天気が微妙な状況で、多田野は「投げられればいいですね」と話していた。