<阪神3-1横浜>◇11日◇甲子園

 阪神最強のリリーフトリオ「JFK」が復活した。横浜戦(甲子園)の2点リードの7回、不調だった久保田智之投手(27)が登板し3人で抑えると、続く8回には左肩痛から復帰したジェフ・ウィリアムス投手(35)が最速149キロをマークするなど完全復調で無失点。そして9回は藤川球児投手(27)が締めた。3人がそろうのは3月28日の開幕戦以来で、虎の勝利の方程式がチームを再び加速させる。

 甲子園がざわめいた。待ちに待ったウィリアムスの復帰登板だ。「久しぶりのマウンドだったから神経質になって、少し緊張したけど」。2点リードの8回に登板。先頭仁志に左前打を許すが、続く金城には力勝負で二ゴロ併殺打に仕留めた。そして主砲村田を空振り三振で片づけた。

 今季は3月28日開幕の横浜戦1試合で投げただけだった。左肩痛のため2軍でリハビリ。救援陣に大きな影響が出たが、今季2度目の「JFK」再結成で勝利に導いた。何よりも不振に悩む久保田が息を吹き返したのが収穫だ。7回に登板し、最速150キロの速球と制球されたスライダーが生きた。1イニングを無失点に抑え、「これを続けていかないといけない」と笑顔を見せた。

 最後は守護神藤川が9回を3人で締め、2点差を守りきって連敗を2で止めた。「投手は1試合で変わりますからね」と久保田の胸中を思いやった。9連戦のうちライバル中日と巨人に喫した2敗は、久保田の乱調によるものだった。岡田監督は「(久保田は)今までの分を返してくれるんじゃないか。今日は良かった。(JFKに)3人そろって再スタート。打つ方も先発も安心したらあかん。いい流れできてるから、崩さないようにしないといけない」と話した。

 交流戦まで残り6試合。最強のリリーフ陣が整えば盤石の戦いができる。ウィリアムスは「JFKは万全の状態で頑張っている。優勝フラッグを持って帰ってきたい」。お立ち台で虎党を喜ばせたセリフは、決してリップサービスではない。