ソフトBルーキー大場、ローテ脱落寸前
<日本ハム4-3ソフトバンク>◇11日◇函館
ソフトバンクのルーキー大場翔太投手(22)が12球団トップの被本塁打を「11」に伸ばし、先発ローテーション生き残りに自ら黄信号をともした。
2回。先頭から2者連続四球を与えると、小田にカウント0-2からど真ん中に入った直球を右翼席に運ばれ、あっさり3点を献上した。打線の援護を受けながら3-3の6回、先頭の田中に四球を出すと、王監督は川口球審に交代を告げた。「中継ぎの皆さんを早めに出させてしまい、申し訳なかった。ゲームをつくれませんでした」。わずか3安打ながら自己最短5回0/3、3失点で無念の降板となった。
今季8試合中5試合で被弾し、実に25失点のうち18失点が本塁打によるもの。「1発病」を自覚しながら改善できず、大場は悔しさを消えそうな声で漏らした。「カウントを悪くして、そういう球を投げざるを得なくしている。不利に不利にしている。本塁打を打つ打者がすごいんじゃなく、投げる球がコントロールできていないんです」。試合開始から初球ストライクが入らないまま3失点と、リズムに乗れなかった。
20日からの交流戦は週5試合が基本で、先発ローテを現在の6人から1人減らす再編の可能性がある。若い大隣と大場が当落線上にある。2人とも“追試”を控えているが、杉本投手コーチは「(被弾は)もったいない以前の問題。初回3者凡退? あれも結果オーライ。抑えていない」とばっさり。「今日の内容だと不安。安心してマウンドに送り出せない」と大場に厳しい採点を下した。
試合は7回に登板した同じ新人の久米が2死から1点勝ち越されて敗退。再び5割となった。「なんか、つまんない点をやっちゃう。追いついたらものにしないと。競った試合で1球の丁寧さが若い人にはないよ」。函館で北の幸を満喫したはずの王監督の後味は悪くなった。首位西武とのゲーム差は今季最大の6・5。3位フィニッシュした02年の最終戦の16差以来の“距離”で、獅子の背中がまた小さくなった。【押谷謙爾】
[2008年5月12日9時48分 紙面から]
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