巨人坂本勇人内野手(19)が12日、幼なじみの楽天田中将大投手(19)に挑戦状を送った。東京・大手町の球団事務所で20日から着用する夏用ユニホームのモデルを務め、交流戦での田中とのプロ入り初対戦を心待ちにした。高校時代にはかなわなかった相手だが、ブレークした今、成長したところを見せつける。

 坂本がマー君打ちに闘志を燃やした。「交流戦で対戦するのが楽しみ。投げてくるのかなあっていうのはありますけど、ぼくも結果を出したいし、いい対決ができればと思う」と真剣なまなざしだ。小、中学校の同級生で、小学校時代は昆陽里(こやのさと)タイガースのチームメイト。しかも投手は坂本で、田中が捕手だった。そのころには、お互い想像もつかなかった形での対戦が実現しようとしている。

 最近対戦したのは高校時代(光星学院)。練習試合で2試合ほど対戦した記憶があるが「惨敗でした。4の0だったかな。1つ四球があった。手も足も出なかった。スライダーがすごかった」と振り返る。それから相手はパ・リーグ新人王にも輝き、年俸も6000万円と、プロ入りしてすぐにスター街道を歩んでいる。かつて巨人の選手が出演していたオロナミンCのCMでは上戸彩と共演。坂本もこればかりは「いいなあ」と、うらやましがるばかりだ。

 水をあけられたライバルを倒すために、新ビジターユニホームは大きな武器になる。この日、モデルを務めるために袖を通した坂本は「軽っ」と驚きの声を上げた。アディダス社によれば従来のユニホームより15%軽くつくられており、背中部分にはメッシュ素材を用いて、球界最軽量を自負している。20日のロッテ戦(千葉マリン)から着用予定で、マー君の登板が予想される6月15日の仙台での対戦の際には、この超軽量ユニホームでの対戦になる。

 今季は開幕して少したったころに、坂本から1回だけ連絡を取ったという。「たぶん力で押してくるんじゃないですか」と早くも対戦シーンを想像する。巨人のニューヒーローとして活躍する今、誰にも負けたくはない。「動きやすいし、このユニホームも強い味方になってくれると思う」と、世代最強の幼なじみに、自分も成長したという証しを見せる。【竹内智信】