<日本ハム2-3広島>◇4日◇札幌ドーム

 日本ハム・ダルビッシュの“札幌不敗神話”がついに崩れた。9回6安打3失点と先発の責任を果たす結果だったが、打線の援護に恵まれず今季2敗目。本拠地札幌ドームでは約1年ぶりの敗戦に「点を取られたのは悪い球ではなかったと思う」と振り返った。

 2回2死二、三塁から赤松に左翼線にはじき返され2失点。3回にも内野安打で1点を失った。今季初めて2点以上を先制される内容だった。札幌ドームでの通算20勝はお預けとなり、敗戦は昨年6月16日中日戦以来。それ以降、ダルビッシュが本拠地で投げればチームが勝利していた必勝神話も、11試合目で途切れてしまった。

 9回には先頭栗原の打球が右腰付近を直撃。一瞬ヒヤリとさせたが、続投でチームを鼓舞した。ダルビッシュは「当たった場所?

 ベルトではなくて腰です。大丈夫です」と軽症を強調した。5月21日から腰の張りを訴えていたが「状態は完ぺきに戻って自分の球は投げられた。もとに戻ったと思ってもらって大丈夫です」と前向きな言葉を口にした。球場を後にする際には観戦にきたサエコ夫人と寄り添うように歩き「もういいですか」と報道陣をシャットアウト。言葉少なだったダルビッシュの背中に、敗戦の悔しさがにじんでいた。【村上秀明】