<ロッテ3-2オリックス>◇15日◇千葉マリン

 ロッテが粘りに粘って、06年5月以来2年ぶり6連勝をマークした。8回に同点に追いつかれる嫌な流れを、福浦和也(32)の意地のひと振りで断ち切った。2-2で迎えた9回裏2死一、二塁。オリックス吉野の厳しいコースを突いたスライダー、シュートを7球ファウルで粘り、12球目の外角スライダーを右前へ引っ張った。二塁走者のサブローが捕手をかわしてホームを陥れ、6月15日阪神戦以来6度目のサヨナラ勝ちを決めた。

 本拠地初のお立ち台に立った福浦は「最高です。チームに負ける雰囲気がなかったので何とか打ちたかった」と満面に笑みを浮かべた。3回にも特大の右犠飛を放ち2打点で勝利に貢献した。スタンドで重光オーナー代行が見守る中、会心の白星で強さを見せつけた。バレンタイン監督は「代行へのいいサービスになった。福浦はいい球を5球ファウルで粘り、勝負の1球に結びつけてくれた」と技ありの一打を評価した。

 チームは7月に入って10勝2敗と絶好調。首位西武に6ゲーム差まで迫る快進撃を見せている。良い流れに引っ張られるように、先発したエース小林宏も復調の兆しを見せた。8回に3連打で2失点降板し勝ち負けはつかなかったが、序盤のピンチを冷静に無失点で切り抜けた。バレンタイン監督は「小林のこういう投球を見たのは久しぶり。この状態だとチームにとっても大きい」と喜んだ。北京五輪で主力数人が代表入りする可能性が高いだけに、投打の柱の復調が後半戦へ向けての明るい材料になった。【鳥谷越直子】