<楽天4-1ソフトバンク>◇20日◇Kスタ宮城
ソフトバンクが楽天岩隈に屈した。五輪代表からは落選した右腕の前に7回散発の3安打0封。試合前に「(自分なら)選ぶとは思います」と話していた王監督は3時間後、あらためてその高い能力に舌を巻いた。「岩隈にやられましたな。球を操っている。力任せに投げていない。コントロールがいいや。今日で13勝でしょ?
それだけのことはある」。3番手川岸から併殺の間に1点を奪い、完封負けを逃れるのがやっと。力負けを認めるしかなかった。
2回に先頭松中がチーム初安打を放つも、小久保が併殺打に倒れた。直後に和田が楽天打線につかまり、3失点。その後は岩隈が降板するまで1度も先頭打者を出せず、三塁も踏めなかった。外野への打球はわずかに5本。王監督は「岩隈と投げ合うときは勝つチャンスが(少ない)ね」と顔をゆがめ、首を振った。
4、6回に1死一塁で迎えた松中、小久保はそれぞれ凡退。4番、5番の主軸でもチャンスをつくれなかった。松中は打てる球が少ないかの質問に「うん」とうなずき、小久保も「岩隈が良かった」と頭を下げるしかなかった。リーグ最多勝男にまたも屈し、これで今季対戦成績は3戦2敗。開幕戦の対戦で暴投での得点はあるが、いまだタイムリーもマークしていない。
首位西武、2位日本ハムがデーゲームに敗れ、追撃のチャンスだったが、連勝は4でストップ。チームは21日に福岡へ移動してオリックス3連戦を迎える。「また帰ってからね。球宴まではずっと(本拠地に)いれるから」。指揮官は移動バスの座席に身を沈め、地元8試合での巻き返しプランへと思いを巡らせた。【押谷謙爾】




