<ロッテ2-6オリックス>◇25日◇千葉マリン

 オリックスの「アベック弾不敗神話」が復活した。まずはアレックス・カブレラ内野手(36)の逆方向だ。3回表1死二塁で右中間へ28号2ラン。今月7本目のアーチにも「好調の原因は特にないよ。ただ毎日、一生懸命に練習しているだけ」と澄まし顔だ。タフィー・ローズ外野手(40)が続く。カブレラ弾の直後、バックスクリーンへ連夜の31号ソロ。今季9回目のCR砲アベック弾を決め「彼もすごく打ってるしね。ただボクが打つことよりチームが勝って欲しいという気持ちだけだ」と話した。

 2人が打てば勝つ。8回目で1度途切れた不敗神話が、また復活した。大石監督も「2人が本塁打を打てば(勝つ)確率は高いでしょうね。中軸が調子いいと、投手にも励みになる」と相乗効果にうなずいた。1日で4位の座を奪い返し、クライマックス・シリーズ圏内の3位に1・5ゲーム差。残り30試合で、CR砲が量産態勢に入る。