11日から日本ハムとのクライマックス・シリーズ(CS)第1ステージを控え、オリックス大石大二郎監督(49)が、先発全員を予告した。京セラドーム大阪で前日練習を行った10日、「本人にもチラチラ言ってます。(シーズン中と)変わらないですね」と隠すことなく先発メンバーを明かした。練習後には近鉄の先輩でもある梨田監督と談笑。梨田日本ハムに、挑戦者の気持ちで向かっていく。
何も隠さない。いつもの試合前と同じように大石監督は一塁側ベンチに座り、報道陣の質問に丁寧に答える。先発メンバーに話が移行しても、表情を変えずに明かした。「本人にもチラチラ言ってます。(シーズン中と)変わらないですね。5番後藤、6番日高、7番北川・・・。多分、これでいいと思います」。異例の先発全員予告だった。
前日9日には3戦の先発投手全員を明かした。幾度となく対戦してきたダルビッシュ相手だけに、打線も隠す必要はないと判断。「(ダルビッシュとの)相性はみんな良くないですよ。(5番後藤は)何かやってくれそうな可能性があると思います。打てる人を探すのは当然でしょうから」と淡々と話した。
初のCS進出だが、気後れはない。「ボクが1番高ぶっていると思いますよ」といいながら、経験不足については「気にしてもしようがない。(3位相手でも)チャレンジャーですね」と攻めの気持ちを前面に出した。前日9日の食卓では「(日本ハムを)食べましたよ。今日も食べます。つまみにも、ご飯のおかずにもしますし」と、イタズラっぽく笑った。
練習後には、近鉄時代の先輩でもある敵将の梨田監督が出てくるのをグラウンドで待った。なかなか接触できずベンチ裏に戻ると、伝え聞いた梨田監督が古巣の監督室に入ってきて「ちょっと監督室が変わったなあ」と談笑。がっちり握手し健闘を誓い合った。8年連続Bクラスの低迷を抜け出した戦力がある。戦術がある。勢いとともに、昨季のリーグ王者にぶつかっていく。【今井貴久】




