関西独立リーグの神戸9クルーズからドラフト7位指名を受けた吉田えり投手(16=川崎北2年)が17日、米メディアからも驚きの声で紹介された。AP通信は「16歳の女子高生が日本初の女子プロ野球選手に」と、入団会見の写真とともに世界に打電。入団テストでは男子選手をノーヒットに抑え、小柄な5フィート(約155センチ)の右横手投げという変則フォームにも興味津々だった。

 また大リーグ公式ホームページもこの日、「レッドソックスのナックルボーラー、ウェークフィールドに見習った女子高生」と吉田の指名を、「ホット・ストーブ」と毎日更新するメジャー移籍情報内で伝える異例の扱いだった。「ずっとプロになることを夢見ていた」という喜びのコメントとともに、「指名されたというだけで、まだ実績は何もない」と成功を意気込む姿勢にも感心した。