日本ハムが新外国人として、アスレチックス傘下3Aサクラメントのライアン・ウイング投手(26)を獲得することが19日、分かった。

 メジャー経験のない左腕だが、今季は3Aで防御率2・33と安定。すでに身分照会を済ませており、水面下で交渉を進めてきた。今季は3Aで中継ぎとして47試合に登板。2勝1敗の防御率2・33と安定した成績を残した。07年はホワイトソックス傘下2Aバーミンガムで35試合登板のうち、先発も17試合ある。中継ぎ、ロング救援もこなせる器用さが魅力だ。

 今月に入って巨人との交換トレードで、中継ぎと抑えで実績のある林を獲得したように、「右の長距離砲」と並んで「左投手」は最大の補強ポイントになっていた。グリンとの交渉も進行中だが、積極的ではなく、他球団への移籍もやむなしの姿勢だ。この日までに基本合意に達し、近日中に正式発表される。