ナゴヤ球場で行われていた中日の秋季練習が25日、打ち上げられ、落合博満監督(54)が、ケガで途中離脱した野手陣を来春のキャンプで2軍からスタートさせる考えを示した。

 「故障者は後れを取ったということ。2月は生き残ったやつと同等のことはできない。中には上(1軍)から(スタート)だろうと思っている甘い考えのやつもいるだろうけど、最後までやり切れないやつはそういう扱いはしない」

 約1カ月間の秋季練習で各選手は、1日8~9時間の12球団一のハードメニューを課されてきた。途中離脱した小田(両足痛)、平田(右太もも痛)、柳田(右足痛)、中村公(右足痛)、谷(腰痛)の5人は、来春2軍からはい上がることが求められる。

 その一方で、最後まで生き残った田中、堂上直、福田、中村一、堂上剛ら11人は、1軍スタートのチャンスを得た。サバイバルレースは、春も続く。