広島が投手王国再建、150キロ右腕獲得へ
広島は今オフ、積極的な外国人補強で「投手王国」の再建に乗り出す。12日には、今季、米メジャーのレイズに所属したスコット・ドーマン投手(30)の獲得に乗り出していることが判明。150キロ超の速球を武器とし、球団はセットアッパーとして期待している。さらに先発左腕の補強も検討。来春のメジャーリーグ開幕直前にロースター漏れした選手からリストアップし、アタックする構えだ。
積極的な助っ人補強で、上位進出をうかがう。今季惜しくもクライマックスシリーズ進出を逃した広島が盤石の投手陣を築くべく、メジャーの豪腕に触手を伸ばした。150キロを超える速球とスライダーを武器にする通算9勝右腕ドーマンだ。球団幹部は説明する。
「セットアッパータイプだが一時的に抑えもできると考えている。(抑えの)永川には全幅の信頼を置いているが、選択肢を広げようということ。後ろの投手を厚くすれば、若い先発投手を助けることができる」
今季はレイズに所属し、12試合に登板。2勝0敗で防御率6・14だった。リリーフの一角として期待されており、額面通りの働きを見せれば、今季シュルツ、横山、梅津らでやりくりした救援陣の層も厚くなる。若い先発陣を底支えするだけでなく、守護神の永川がWBC候補に選ばれているだけに「代役クローザー」の役割も担える存在だ。
さらに来春にはメジャーの開幕ロースター漏れした投手から、先発左腕をリストアップ。獲得に乗り出す可能性も十分にある。その一方で今季、中継ぎを中心に働き自由契約となったコズロースキーとの再契約も検討している。球団幹部は「コズロースキーはあくまで『保険』になるが、先発でも適性があると思っている」と話す。いずれも春先のメジャー球団の状況をチェックした上で、判断することになりそうだ。今季のチーム防御率はリーグ5位の3・78だった。ディフェンス強化を図る意味でも、助っ人補強を推し進める。
[2008年12月14日10時56分 紙面から]
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