ハマの番長が後輩の“挑発”に闘志を燃やした。横浜三浦大輔投手(34)が18日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、年俸2億5000万円プラス出来高払い5000万円の3年総額9億円でサイン。会見で新選手会長の村田が「来季は投手次第」と発言していることに触れ「チーム全体のことを思って言っているんでしょう。投手陣が受け流すんじゃなくて、どう思うか。僕は『見とけよ』と思いましたね」と目をぎらつかせた。

 14日に三浦、村田が参加したトークショー。「来季は優勝できますか?」というファンの質問に、村田は「番長には失礼ですが、投手次第です」と答えていた。12球団最低のチーム防御率4・74の投手陣に活を入れる狙いだったが、2年連続本塁打王の発言は心に突き刺さった。FA宣言しながら残留したのは、もう1度横浜で優勝を味わうため。「すごく悔しい。来年は『抑えるから、しっかり打てよ』という試合を増やしたい。言われっ放しでは終われない。やり返すしかない」と誓った。(金額は推定)【古川真弥】

 [2008年12月19日7時43分

 紙面から]ソーシャルブックマーク