巨人清武英利球団代表が5日、年頭のあいさつで“四位一体”の改革を誓った。このオフ、V9監督の川上哲治氏(88=日刊スポーツ評論家)から激励の手紙が届いたことを明かし「新旧一体となって活躍せよ、というお言葉をいただいた。フロント、1軍、2軍、育成の4つが一体となって戦う。川上さんの記録(9連覇)には遠く及ばないが、その精神はしっかりと引き継いでいきたい」と口元を引き締めた。

 「維新」というスローガンを掲げて3連覇に挑む原監督と同じように、フロントも劇的な「チェンジ」を目指す。1月1日付の組織改編で育成部長も兼任することになった清武代表は「スローガンだけではなく、具体的なビジョンを打ち出す。そういう年にしたい。今年は育成部門の強化をさらに軌道に乗せていきたい」と力を込めた。若手育成のため、今季は巨人の2軍戦を大幅に増やす方針。アマチュアとの交流戦や教育リーグの試合数を増やすなどして年間200試合以上を行うプランを明かした。

 [2009年1月6日9時9分

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