西武涌井秀章投手(22)が10日、東京・立川競輪場で競輪トレを行った。1周400メートルのバンクを40周し、休憩もはさんで約16キロを走破した。知人の紹介で4年前の新人合同自主トレ以来の挑戦。心肺機能を強化し「ケツも痛いけど、楽しかった。競輪選手の太ももはすごい。あれぐらい鍛えないと」と、競輪選手を見つめた。

 さらに西武第2球場に戻ってキャッチボールした後、坂道ダッシュを繰り返した。本来は山ごもりの予定だったが、積雪のため中止。自転車と坂道で下半身を鍛えた。走り込みの量はチームでも飛び抜けているが「例年以上に追い込みたい」と妥協を許さない姿勢。エースとして日本一連覇を目指し、WBCにも挑戦する今年は覚悟が違う。

 [2009年1月11日8時35分

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