巨人のドラフト1位大田泰示内野手(18=東海大相模)が12日、打撃フォームを改造する考えを明かした。ジャイアンツ球場での新人合同自主トレは第2クールに入り、午後のメニューでマシン打撃を開始。超高校級スラッガーらしい鋭い打球もあったが、38スイングで半分以上がポップフライにゴロ。全体的には打ち損じが目立ち、「打ちたい気持ちが出すぎて空回りしてしまいました」と苦笑いした。

 物足りない内容は、気持ちの問題だけではないことも自覚している。岡崎2軍監督は「インパクトが強いし、フォロースルーも大きい。直すところがない」と話しているが、「高校生とプロの球は違うし、まだ木のバットに慣れていない部分もある。考え方や体の使い方を変えないといけない」と、自ら打撃改造に着手する。金属と木製バットの飛距離の違い、プロのスピード、内角球への対応…。乗り越えなければならない壁は多い。

 それでも、あえて開幕1軍を目標に掲げる大田は「いろいろな方に話を聞きたい。自分の形が悪ければ素直に受け入れ、いいものを吸収していきたい」と、謙虚に話した。目指す打撃フォームは「大田型」だ。「フォームを参考にしたい選手はいるのか?」という問いに、きっぱり「ないです」と答えた。「今までも自分で自分の形をつくってきましたから。まずは自分の形というものをしっかり考えて基礎を築く。基本ができあがれば、応用もきくと思う」。高校生離れしているのは、パワーや技術だけではない。松井の背番号55を継承した18歳は、自分自身を冷静な目で分析できる能力を持っている。【広瀬雷太】

 [2009年1月13日8時49分

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