WBC日本代表候補の先発3本柱の1人として期待される日本ハム・ダルビッシュ有投手(22)が、右手を「WBC仕様」へとチェンジした。17日、都内で行われた日本ハム本社のイベントに出席し、自主トレでの順調な調整ぶりをアピール。すでにWBC使用球でのキャッチボールを実施。これまで違和感があるため“難敵”になっていた規格の違うボール対策へ、盤石の準備を進めている。

 繊細な指先の感覚も研ぎ澄ませていた。「滑る感じはない」。06年2月。WBC日本代表との壮行試合で先発し、予想以上に滑ったことから右肩の違和感を訴え、日本ハムのキャンプを途中離脱した苦い経験がある。07年12月の北京五輪アジア予選でもリリース時に、右手の人さし指または中指が親指に接触して裂傷を負った。過去のトラウマを一掃するため、早くも自覚十分に動きだしていた。

 WBC直後の4月3日の楽天との開幕戦では、3年連続の開幕投手を任せる予定を、すでに梨田監督は公言。だがダルビッシュは「まずはWBCのことしか考えていない。シーズンのことは終わってから考える」と、1点集中での調整を明言した。2月1日のキャンプイン後も「最初から(WBC使用球)を使う」と継続して順応を図る。【高山通史】

 [2009年1月18日9時27分

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