横浜工藤公康投手(45)の実戦スタートが3月6日のソフトバンク戦(福岡ヤフードーム)に決定した。沖縄・宜野湾キャンプ中は実戦登板せず、27日には最後のシート打撃に登板予定。WBCアジアラウンド真っただ中の来月初旬に、三浦大輔投手(35)との豪華リレーで本格的に動きだす。

 福岡でのスタートには理由がある。全20試合予定しているオープン戦だが、ドーム球場は3月終盤の札幌ドームしかない。杉本投手コーチは「天候で左右されるところでは調整も変わってくるから」とヤフードームでの出発を説明した。

 キャンプ最後の練習休日となった25日、工藤は沖縄・南城市の児童養護施設「島添の丘」を訪問した。多くのファンに勇気を与える28年目の登板が始まる。

 [2009年2月26日9時26分

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