10日ソフトバンク戦で今季初白星を狙う、日本ハム・ダルビッシュ有投手(22)が強力サポートを受けることになった。連勝中だが、守備重視の布陣へと変更。一塁手をヒメネスから高橋、中堅手を糸井から森本と、守備に安定感のあるコンビへと入れ替えることが濃厚になった。相手先発左腕の和田対策での右打者起用という狙いもある一石二鳥プランが、エースの追い風へとなりそうだ。

 投手戦必至の大一番で、果敢に動く。開幕戦で楽天岩隈との投げ合いに敗れたダルビッシュ、逆に完封勝利と波に乗る和田。ロースコアが予想されるだけに、石橋をたたいて渡ることになった。1発長打の打力が魅力だが、守備の緩慢プレーが目立つヒメネスを開幕から6試合目で初めてスタメンから外す見込み。また攻守に経験で上回る森本を今季初先発で起用する可能性が高くなった。

 ダルビッシュは昨季のソフトバンク戦で5戦5勝、防御率0・88と驚異の相性の良さを誇った。その数字は実力だけではなく、見えない守備の貢献度もあった。東京から福岡へと移動したこの日、梨田監督は「それは去年。期待はしているが今年はどうなるか分からないよ」。そんな慎重姿勢が2戦17得点と好調な打線を動かしてまでも、戦いへ臨む決断の一因にもなったようだ。

 今季2戦目での初勝利へダルビッシュも自覚十分だ。この日、チームは移動休日だったが返上。吉井投手コーチと中垣チーフトレーナーを伴い、ソフトバンクの西戸崎練習場で前日調整を行った。いつものダッシュ中心のメニューに加え、ティー打撃を行うなどリラックスムード。集中するため練習を非公開にした本人は無言だったが、中垣チーフトレーナーも「問題ないです」と太鼓判を押した。仕切り直しの一戦に、好状況が整った。【高山通史】

 [2009年4月10日11時25分

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