巨人が育成選手のレビ・ロメロ投手(25)を近日中に支配下登録することが6日、分かった。今春のキャンプで入団テストに合格。196センチの長身から投げ下ろす150キロを超える直球は威力十分で、2軍での投球内容も高く評価されている。イースタン・リーグでの登板は10試合。データの少ないロメロが1軍に昇格すれば、他球団にとって不気味な存在でリーグ3連覇への“秘密兵器”として期待される。

 最近の巨人では育成出身選手の活躍が目立つようになった。チームに欠かせないセットアッパーの山口に加え、今季は俊足巧打の松本外野手が1軍に定着し主に2番を任されている。2日の広島戦ではオビスポがプロ初先発で初勝利をマークした。現在、救援陣は連投による疲れが心配され、ロメロが一角に加わる可能性は十分にある。新たな「育成の星」になれるか、注目される。

 [2009年7月7日8時0分

 紙面から]ソーシャルブックマーク