中日は7日から1ゲーム差に追い詰めた2位ヤクルトと、敵地神宮で2位攻防戦に臨む。第1戦先発が予想されるのは中田賢一投手(27)。不調のため3カ月あまり2軍暮らしが続いたが、7月1日に出場選手登録。通算対戦成績7勝3敗の同カードで、満を持して復活登板する見込みだ。勝てばゲーム差なしの3位。首位巨人との一騎打ちに持ち込むためにも、まずはキラー中田でツバメをたたく。

 ツバメ斬りはこの男にお任せだ!

 7日の初戦に先発が予想されるのは、ヤクルトキラーの中田だ。対ヤクルト戦の成績はここまで13試合で7勝3敗。勝率7割を誇る「背番号20」が、神宮での今季初勝利に向けて闘志を燃やした。

 「上げてもらった以上、どこかで投げさせてもらえる機会はあると思うので、全力で自分のピッチングをしたい」。

 今年初登板となった4月8日のヤクルト戦では、4回2/3、6失点で降板。珍しくグラブをベンチにたたきつけ、悔しさをぶちまけた。翌日、ファームに降格。その後、ウエスタン・リーグでの登板は8試合を重ねた。ピッチングフォームを一から見直し、課題の制球力を高めてきた。

 ここ最近のウエスタン2試合はともに無四球。6月18日の阪神戦では8回3失点(自責1)、同25日のソフトバンク戦でも5回を今季初の無失点に抑えた。安定感が増してきたことで、再び1軍からお呼びの声が掛かった。7月1日の1軍昇格後、ここまで登板の機会はなかったが「ピッチング練習もしていますし、大丈夫です」と、中11日となる登板間隔も気にはならない。

 前回、神宮での登板ではヤクルト打線に10安打を許し、ファームに降格させられた因縁もあるが「それは分かってはいますが、相手とか場所とかは関係ない」と、言い切る。「ファームにいる間に課題点が解消できたし、チームも調子がいいので、この波に乗っていきたい」。今季、チームはここまでヤクルト戦2勝7敗と分が悪いが、そんな嫌な流れも断ち切る意気込みだ。

 リーグ戦再開後、チームは3カード連続の勝ち越しで、2位ヤクルトとも1ゲーム差。この3連戦を3連勝か2勝1分で終えれば、2位浮上が待っている。そのためにもまずは初戦。中田は今季初勝利を目指し、神宮の地で復活への第一歩を大きく踏み出す。【福岡吉央】

 [2009年7月7日10時37分

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