<ヤクルト8-2中日>◇9日◇神宮
会見を終えたヤクルト館山昌平投手(28)が、愛娘の海音(かのん)ちゃん(1)をがっちりと抱き上げた。力強い腕で挙げた118球の完投勝利は、6月11日以来の白星。勝率1位もキープし、そしてハーラーダービー単独トップとなる9勝目に「ハーラートップ?
それよりもここ3試合チームに迷惑かけましたから。ハーラーより、中継ぎを休めさせられたのがよかったです」。謙虚な言葉と裏腹に、投球内容は完ぺきだった。
不本意なここ3試合の内容を、しっかり分析した。「早くバッターを追い込もうとして、その前に打たれていた。今日は球数が多くなってもいいから、丁寧に、ファウルでカウントを稼いでいこうと思っていきました」と話すように、投げ急ぐこともなく、冷静なマウンドさばきで中日打線を7安打2失点。終わってみれば無四球勝利のおまけ付き。試合前には捕手の相川と入念に打ち合わせ「裏方さんや荒木さんとも話しました」という通りのピッチングを披露した。
昨年から続いた14連勝と開幕8連勝は、6月26日の巨人戦でストップ。2連敗中で同11日以来の勝ち星でも久しぶりに感じるのは、期待の大きさの裏返し。「3試合ぐらい打たれても、ぼくらしいでしょ。そんなにいいピッチャーじゃないですから」と話すが、今や“勝ってもらわないと困る投手”。高田監督も「立ち上がりからボールがキレていた。いいときの館山。今日の試合は、何よりも館山だね」と絶賛。4カードぶりの勝ち越し。3位中日に2差をつけ、再び連勝のレールに乗った。【小島信行】
[2009年7月10日9時47分
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