<広島1-3巨人>◇11日◇マツダスタジアム

 巨人は先発ディッキー・ゴンザレス投手(31)が6回1/3を無失点に抑える好投で、5連勝を飾った。ゴンザレスは球団史上7人目となる外国人投手で2ケタ勝利の今季10勝目を挙げた。

 真骨頂の粘りが光った。ゴンザレスは毎回走者を背負ったが、要所で最速146キロの速球とスライダーをコーナーに制球。7回途中まで無失点と先発の責任を果たし、リリーフ陣にバトンを渡した。「来日6年目で初めて10勝できてうれしい。後をつないでくれたブルペン陣に感謝したい」と、謙虚に振り返った。

 暑さとの闘いだった。この日、マツダスタジアムの最高気温は31度。ベンチに戻るたびに頭に水をかけ、氷袋で頭を冷やした。「試合前からすごく暑くて過酷な状況だったけど、何とか集中して投げたよ」。条件、相手に左右されない強さが、この男にはある。防御率は2・12で、セ・リーグ3位にランクイン。抜群の安定感は、数字が物語っている。

 愛称「ゴンちゃん」。陽気でナイーブだ。オフにヤクルトから新加入したが、すぐに溶け込んだ。シーズン序盤は2軍だったが、10歳以上離れた若手にも優しく声を掛けた。4年目の会田をオフに故郷プエルトリコの実家へ招待することを約束。「興味があるんだったらぜひ来いよ。最大のもてなしをするぜ」と親分肌な一面を見せる。

 打っては2安打で打率を3割に乗せた。原監督は「大したもんだねぇ。ナイスピッチングでした。彼のバッティングを見習って欲しい野手もいるね」と投打での活躍を評価した。5連勝で貯金は今季最多の25。暑さとともに、ムードも盛り上がってきた。【久保賢吾】

 [2009年8月12日8時54分

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